本記事では、以下のテーマを解説していきます。
本記事は2022年01月28日時点の各公式サイトを参考にした記事になります。
見る時期によってサービス内容に変更がある可能性があるため参考程度にご覧ください。
本記事のテーマ
【ノーコード】国産ツールを9つ紹介します【選定ポイント】
- 本記事の対象者
- Kintone(サイボウズ株式会社):業務アプリ開発
- サスケWorks(株式会社インターパーク):業務アプリ開発
- Platio(アステリア株式会社):業務アプリ開発
- STUDIO(STUDIO株式会社):コンシューマー向けWebサイト開発
- ペライチ(株式会社ペライチ):コンシューマー向けWebサイト開発
- Yappli(株式会社ヤプリ):コンシューマー向けモバイルアプリ開発
- hachidori(hachidori株式会社):チャットボット開発
- Click(NoCode Japan株式会社):コンシューマー向けアプリ開発
- ノーコードツールを効率的に選定するポイント
- アプリ開発の選択肢にノーコードツールはいかがですか?
本記事の対象者
本記事は以下のような方を対象にしています。
- 日本語対応のノーコードツールに興味がある方
- 社内規定で海外サービスの活用が難しく国産のノーコードツールに興味がある方
そもそもノーコードツールとは何か?を知りたい方は以下をご覧ください。
>>参考:ノーコード開発とは?概要、メリット、デメリット、活用パターンについて解説
>>参考:ノーコード開発・ローコード開発 違い、メリット、導入するときの注意点ついて解説
目次は以下の通りです。
- ツール①:kintone(サイボウズ株式会社)
- ツール②:サスケWorks(株式会社 インターパーク)
- ツール③:Platio(アステリア株式会社)
- ツール④:STUDIO(STUDIO株式会社)
- ツール⑤:ペライチ(株式会社ペライチ)
- ツール⑥:Yappli(株式会社ヤプリ)
- ツール⑦:Click(NoCode Japan株式会社)
- ツール⑧:hachidori(hachidori株式会社)
最初に各ツールの得意領域をざっくりと分類すると以下のようなイメージです。
目的が決まっていれば興味のあるところから読んでいただけたらと思います。
企業向け | コンシューマー向け | |
webアプリ | kintone | STUDIO、ペライチ |
モバイルアプリ | Platio | Yappli、hachidori |
両方 | サスケWorks | Click |
Kintone(サイボウズ株式会社):業務アプリ開発
サービス概要
企業内で必要な業務アプリが全般的に作成できます。
営業支援から採用管理までカバーしている範囲が広い点が特徴です。
データ保存・参照・検索からチャット機能などのシステムとしての基本機能は一通りノーコードで使用可能です。
開発方法
以下の3つの方法からアプリを作成していきます。
- 100以上のテンプレートを選択し、要件に応じて設定を変更する
- Excel、csvファイルからアプリを作成する
- ドラック&ドロップで部品を組み合わせて一からアプリを作成する
料金体系
スタンダードコースとライトコースの2コースあります。
作成できるアプリ数・APIを使ったカスタマイズの有無などの違いがあります。
- スタンダードコース:月額1,500円/1ユーザー
- ライトコース:月額780円/1ユーザー
※5ユーザーから契約が可能です
無料お試し
30日の無料体験が可能です
サスケWorks(株式会社インターパーク):業務アプリ開発
サービス概要
Kintoneと同じく企業内で必要な業務アプリが全般的に作成できます。
特徴としては、Works app storeという独自のアプリストアから作成したアプリを公開/販売できることです。
様々な企業のDX施策を自社で活用できることは、日本企業全体にシナジー効果を生み出す非常に有益なサービスといえます。
開発方法
以下の2つの方法からアプリを作成していきます。
- Works app storeからアプリテンプレートを選択し、要件に応じて設定を変更する
- ドラック&ドロップで部品を組み合わせて一からアプリを作成する
料金体系
以下の4プランから選択します。
登録アプリ数、アプリ内容量やアプリ販売の有無などの違いがあります。
- Free Plan:月額0円
- Basic Plan:月額500円
- Standard Plan:月額5,000円
- Premium Plan:月額15,000円
Platio(アステリア株式会社):業務アプリ開発
サービス概要
kintoneと同じく企業内で必要な業務アプリが全般的に作成できます。
kintoneと異なる点としては、モバイルアプリの開発に特化していることです。
開発方法
100以上のテンプレートを選択し、要件に応じて細かな設定を変更して作成します。
料金体系
スタンダード、プレミアム、エンタープライズの3コースあります。
保存データ容量やユーザー数の上限、Web APIの有無などに違いがあります。
- スタンダード:月額20,000円/10ユーザー
- プレミアム:月額90,000円/10ユーザー
- エンタープライズ:月額200,000円/10ユーザー
無料お試し
30日の無料体験が可能です
STUDIO(STUDIO株式会社):コンシューマー向けWebサイト開発
サービス概要
B2C向けのおしゃれなデザインのWebサイトやLPを作成できます。
プロデザイナーが作成したテンプレートが豊富にあるので、デザイン知識がない方でもデザイン性の高いWebサイトを作ることができます。
STUDIO株式会社が運営しているギャラリーサイトで事例を見ることができます。
開発方法
テンプレートからデザインを選択し、要件に応じて細かい編集をして作成します。
料金体系
Free、BASIC、PROの3つのプランから選択します。
独自ドメイン、CMSの記事数などの違いがあります。
- FREE:0円
- BASIC:月額980円
- PRO:月額2,480円
ペライチ(株式会社ペライチ):コンシューマー向けWebサイト開発
サービス概要
STUDIOと同じく2C向けのWebサイトを開発できます。
STUDIOとの違いとしては、販売や予約受付のWebサイト作成に強みを持っているところです。
オンライン決済オプションがあり、面倒な手続きなくすぐに決済機能のあるECサイトを構築することが可能です。業界最低水準の決済販売手数料も魅力です。
開発方法
テンプレートからデザインを選択し、要件に応じて細かい編集をして作成する
料金体系
以下の4プランから選択します。
公開ページ数、独自ドメイン、アクセス解析の有無やパスワード保護などの違いがあります。
- スタートプラン:月額0円/1ページ
- ライトプラン:月額1,078円/3ページ
- レギュープラン:月額2,178円/5ページ
- ビジネスプラン:月額3,278円/20ページ
Yappli(株式会社ヤプリ):コンシューマー向けモバイルアプリ開発
サービス概要
Platioと同じくモバイルアプリをノーコードで作成できます。
Platioと異なる点としては、B2C向けのモバイルアプリの開発に特化していることです。
プッシュ通知、コンテンツ配信機能や生体認証機能など2C向けの機能があります。
また、アプリ内に蓄積したデータをダッシュボードで可視化できるため、データマーケティングの支援機能も充実しています。
アプリ企画化、集客支援やUIUXデザインなど、上流工程から支援するサービスがあることも特徴です。
開発方法
機能やコンテンツをドラック&ドロップで選択してアプリを作成します。
料金体系
非公開
無料お試し
なし
hachidori(hachidori株式会社):チャットボット開発
サービス概要
様々なSNSやメッセージアプリでチャットボットを作成することができます。
チャットボットでよくあるQ&A機能の他に、アンケートや予約など複雑な機能もスムーズに構築が可能です。
開発方法
フロー形式でチャットボットのシナリオ(画面推移図のようなイメージ)を構築し、機能やコンテンツをドラック&ドロップで選択してチャットボットを作成します。
料金体系
非公開
無料お試し
なし
Click(NoCode Japan株式会社):コンシューマー向けアプリ開発
サービス概要
iosやAndroidなどのモバイルアプリから、Webサイトまで作成できます。
開発方法
機能やコンテンツをドラック&ドロップで選択してアプリを作成します。
料金体系
以下の3プランから選択します。
アプリ内容量、ストア公開の有無などの違いがあります。
- Free:月額0円
- Starter:月額1,480円(年間契約だと月額980円)
- Earlier:月額4,980円(年間契約だと月額3,980円)
ノーコードツールを効率的に選定するポイント
最後に、国産問わずノーコードツールを選定する時のポイントを解説します。
ノーコードツールはスクラッチ開発と比較して、開発スピードと開発コストにメリットがあります。
一方、ノーコードツール側の機能や環境に依存するデメリットもあります。
ノーコード導入する時は、以下の3つのポイントを必ず確認しましょう。
✔️ツールの得意領域が目的と合っているか?
本記事の最初にお伝えした通り、ノーコードツールごとに得意領域が異なります。
作りたいプロダクトがどのノーコードツールで実現できるかは、事前にしっかりリサーチしましょう。
✔️商用リリースの考え方は?
ノーコードツールで作成したアプリを商用リリースするか事前に決めておくことも非常に重要です。
商用時に、同じノーコードツール上で運用を続けるか?別ツールやスクラッチ開発に移行するか?事前に整理しておきましょう。
同じノーコードツールを継続して商用利用する場合、基本的にはは料金体系をアップグレードさせる必要があります。
最初に別環境に移行して商用利用することがわかっている場合、データ移行がサポートされているか事前に確認しておきましょう。
✔️セキュリティ要件は満たせているか?
ノーコードツールで個人情報などを扱う場合はセキュリティ仕様を確認しましょう。
「ノーコードツール名 セキュリティ方針」などで検索すれば調べることができます。
例としてkintoneのセキュリティ方針を記載しておきます。
>>参考:kintoneのセキュリティ方針(サイボウズのクラウド基盤)
無料プランなどを積極的に活用して上記の選定ポイントを確認してみてください。
本記事は以上です。読んでいただきありがとうございました。
アプリ開発の選択肢にノーコードツールはいかがですか?
NCDCでは、UIUXデザインの観点からアプリケーション開発を包括的にご支援します。
案件によっては、ノーコードツールを選択肢に入れたご提案も可能です。
アプリケーション開発はぜひNCDCまでご相談ください。
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